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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「識別力と要部抽出」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2014−2024(T2014−2024/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2014−2024(T2014−2024/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「クッション,座布団,まくら,マットレス」
争点(論点)
識別力と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2014−2024(T2014−2024/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「クッション,座布団,まくら,マットレス」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「識別力と要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「AiR」の文字を横書きしてなるものであり、第24類「かや,敷布,布団,布団カバー,布団側,まくらカバー,毛布」を指定商品として、平成25年4月23日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第5588699号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲のとおりの構成からなり、平成24年12月26日登録出願、「クッション,座布団,まくら,マットレス」を含む第20類、第16類及び第17類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成25年6月7日に設定登録されものであり、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

引用商標は、別掲のとおり、黒色棒状図形に親指がかかった右手様の図形が右側面に描かれ、右上角を丸く、左上角を直状にそれぞれ切り出した略矩形状の枠図形(左上角の直状切り出し部分には小さな矩形図形を有する。)内に、「TOPPAN」、「AIR」、「HOLD」及び「POUCH」の各文字が4段に配され、構成中の「AIR」の文字は、その他の文字に比して大きく表示された構成からなる。

そして、引用商標の構成中の「AIR」の文字は、「空気」の意味を有する親しまれた英語であり、寝具類や家具を取り扱う業界において、空気を封入して使用する商品を表すものとして、又は、空気を含んだ程の意味合いを理解させて、商品の品質・特徴を表示するものとして広く使用されている。

してみると、引用商標の構成中「AIR」の文字は、引用商標の指定商品中「クッション,座布団,まくら,マットレス」との関係において、それ自体では自他商品を識別する機能を果たし得ないか、又は、その機能が極めて弱いものとみるのが相当であるから、引用商標は、その構成において「AIR」の文字部分が、独立して、商品の出所識別標識として認識されて取引に資されるということはできない。

したがって、引用商標から「AIR」の文字部分を分離、抽出し、その上で、本願商標と引用商標とが称呼及び観念を共通にする類似の商標であるとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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