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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「称呼類似性と微細な差異」の商標審決・判断理由(審判番号:平成9年審判第11411号|請求不成立)

審判番号
平成9年審判第11411号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「INSTAPAK」
争点(論点)
称呼類似性と微細な差異
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成9年審判第11411号・不服)は、本件商標と引用商標「INSTAPAK」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼類似性と微細な差異」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

本願商標は、「EASTAPAK」の欧文字を書してなり、第1類「原料プラスチック」を指定商品として、平成6年8月23日に登録出願されたものである。

これに対し、原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第1750189号商標(以下、「引用商標」という。」)は「INSTAPAK」の欧文字を書してなり、第34類「容器裏打ち用ポリエチレンシート及びプラスチックフォーム、その他本類に属する商品」を指定商品として、昭和57年3月16日登録出願、同60年2月27日に登録され、その後、平成7年7月28日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

そこで、本願商標と引用商標との類否について判断するに、本願商標は「EASTAPAK」の欧文字を書してなるものであるから、これよりは「イースタパック」の称呼を生ずるものとみるのが相当である。

これに対し、引用商標は、「INSTAPAK」の文字を書してなるものであるから、これよりは「インスタパック」の称呼をも生じさせるものというのが相当である。

そこで、本願商標より生ずる「イースタパツク」の称呼と引用商標より生ずる「インスタパック」の称呼とを比較するに、両称呼は共に6音構成よりなるところ「イ」、「ス」、「タ」、「パッ」、「ク」の5音を同じくし、異なるところは、前者が語頭音の「イ」に長音が伴うのに対して、後者は語頭音の「イ」に続く第2音目の音が「ン」の点である。

しかしながら、前者の「イ」に続く長音は前音の「イ」に吸収されて必ずしも長音の一音として明確に聴取されず、また、後者の「ン」の音も鼻音であって前音の「イ」に吸収され明確には聴取し難い音である。

したがって、これらの差異が両称呼全体に及ぼす影響は少なく、両称呼をそれぞれ一連に称呼した場合には、全体の語調、語感が相近似し彼此聴き誤るおそれが多いものと認められる。

してみれば、本願商標と引用商標とは、外観及び観念上相違する点があるとしても、称呼において類似する商標であり、かつ、本願商標の指定商品は引用商標の指定商品中に包含されるものであるから、結局、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、登録をすることができない。

よって、結論のとおり審決する。

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