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Trademark Appeal Case

結合商標の分離抽出

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2018−1747(T2018−1747/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「レスキューフェイスマスク」の文字を標準文字で表してなり、第3類「化粧品,せっけん類,歯磨き,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,つけまつ毛用接着剤,口臭用消臭剤,香料,合成香料,精油からなる食品香料,つけづめ,つけまつ毛」を指定商品として、平成28年9月16日に登録出願されたものである。

2 引用商標

(1)登録第2689636号商標

商標の態様 「RESCUE CREAM」と「レスキュークリーム」の文字を二段に横書きしてなるもの

指定商品 第3類「クリーム」

登録出願日 平成4年3月19日

設定登録日 平成6年7月29日

(2)登録第5657652号商標

商標の態様 「RESCUE」(標準文字)

指定商品 第3類「スキンクリーム,手・体・顔の保湿用化粧品,スキンケア化粧品,リップクリーム」

登録出願日 平成20年5月29日(優先権主張:2007年11月29日)

設定登録日 平成26年3月20日

なお、これら2件の商標権は、いずれも現に有効に存続しているものである。また、これらをまとめて、以下「引用商標」という。

3 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、引用商標と同一又は類似であって、その商標登録に係る指定商品と同一又は類似の商品について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。また、本願商標の構成中の『フェイスマスク』の文字が、指定商品『化粧品』との関係において『フェイスマスク型のパック用化粧料』を認識させ、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものであるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

4 当審の判断

本願商標は、上記1のとおり「レスキューフェイスマスク」の文字を標準文字で表してなり、その構成文字は、同書、同大、等間隔で、まとまりよく一体に表され、該文字から生じる「レスキューフェイスマスク」の称呼も、格別冗長というべきものでなく、無理なく一連に称呼し得るものである。

そして、本願商標は、本願の指定商品中の「化粧品」との関係において、その構成中の「フェイスマスク」の文字がシート状、クリーム状等の顔用の化粧品について、その広告や紹介などで用いられる場合があるとしても、本願商標のかかる構成及び称呼においては、殊更該文字部分のみが着目され、それが商品の品質等を表示したものとして認識されることはなく、「レスキューフェイスマスク」の構成文字全体をもって、特定の観念を生じない一体不可分のものとして把握、認識されるとみるのが相当である。

そうすると、本願商標は、その構成中「レスキュー」の文字部分を分離抽出し、該文字部分だけを他人の商標と比較することは許されないものといわなければならない。また、上記のとおり、本願商標の構成中、「フェイスマスク」の文字部分が商品の品質等を表示したものとして認識されることはないから、本願商標は、商品の品質の誤認を生ずるおそれがある商標とはいえない。

したがって、本願商標が、商標法第4条第1項第16号に該当するとし、さらに、本願商標の構成中「レスキュー」の文字部分を分離抽出し、これを前提に、本願商標と引用商標とが類似するから本願商標が同法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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