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結論

勝訴(請求認容)

商標「真珠力」の造語の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2000−4282(T2000−4282/J1))

審判番号
不服2000−4282(T2000−4282/J1)
審判種別
不服

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「真珠力」
争点(論点)
造語の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2000−4282(T2000−4282/J1)・不服)は、本件商標「真珠力」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

本願商標は、「真珠力」の文字を標準文字とし、平成10年12月24日に登録出願、指定商品については願書記載のとおりである。

これに対し、原査定は、「本願商標は、「真珠力」の文字を書してなるところ、近時、真珠の成分である炭酸カルシウムが、健康維持・増進を目的として、カルシウム剤等の薬剤、或いはカルシウムを主材とする加工食品に、また、同成分であるコンキオリン(蛋白質)には、肌に潤いを与え、その健やかさを保つ働きがあるため化粧品に、それぞれ使用されている実情があることに加え、「力」の文字が商品の品質、効用を誇称するために採択・使用されることの多い語であることを併せ考慮すれば、全体として「真珠の効用」の意味合いを端的に表したものと認識されるものであるから、これをその指定商品中「健康維持・増進を目的とする商品、または、肌に潤いを与え、その健やかさを保つ働きをする商品、例えば、カルシウム剤等の薬剤、カルシウムを主材とする錠剤状の加工食品、コンキオリン(蛋白質)を含有する化粧品」等に使用しても、単に商品の品質、原材料を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

しかしながら、本願商標は、上記のとおり「真珠力」の僅か3文字を同書、同大、等間隔に表してなる点よりして、「真珠力」全体で一語を形成しているものとみるのが自然であるから、たとえ、原査定説示の如く、真珠に含まれる成分が薬剤、加工食品、化粧品に利用されるものとしても、これを「真珠」と「力」に分離して観察すべきではなく、全体で格別の観念を有しない一種の造語よりなるものというべく、これより直ちに特定の商品の品質、効能等を具体的に表したものとみるのは困難といわなければならない。

したがって、本願商標は、その指定商品のいずれの商品についても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものというべきであるから、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するとした原査定の拒絶の理由は、妥当でなく、その理由をもって本願を拒絶すべきものとすることはできない。

その他、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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