sokuhyo弁理士法人WATT 監修

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結論

勝訴(請求認容)

欧文字1字違いの類否

審判番号
不服2019−9119(T2019−9119/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「NBK」の文字を標準文字で表してなり、第25類「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊靴,運動用特殊衣服」を指定商品とし、平成30年1月25日に登録出願された商願2018−10394に係る商標法第10条第1項の規定による商標登録出願として、同31年4月9日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第6068889号商標(以下「引用商標」という。)は、「NPK」の文字を標準文字で表してなり、平成29年11月23日に登録出願され、第25類「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」並びに第5類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同30年8月3日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

(1)本願商標について

本願商標は、前記1のとおり、「NBK」の欧文字を標準文字で表してなるところ、その構成文字に相応して「エヌビーケイ」の称呼を生じ、また、当該文字は、既成の語として辞書等に載録されておらず、一般に親しまれた語でもないから、特定の観念を生じないものである。

(2)引用商標について

引用商標は、前記2のとおり、「NPK」の欧文字を標準文字で表してなるところ、その構成文字に相応して「エヌピーケイ」の称呼を生じ、また、当該文字は、既成の語として辞書等に載録されておらず、一般に親しまれた語でもないから、特定の観念を生じないものである。

(3)本願商標と引用商標の比較

本願商標と引用商標との外観を比較すると、両商標は、いずれも欧文字3文字の簡潔な構成からなるものであって、2字目において、「B」と「P」の文字の差異を有するものであるから、外観上、互いに見誤るおそれはない。

また、本願商標から生じる「エヌビーケイ」の称呼と、引用商標から生じる「エヌピーケイ」の称呼とを比較すると、両称呼は、その中間音において、「ビ」と「ピ」の音の差異を有するものであるところ、該差異音は、前者が有声の破裂音であって、低く濁ったような音として聴取されるものであるのに対し、後者は無声の破裂音であって、高く澄んだような音として聴取されるものであることに加え、両商標のように、欧文字3文字の構成からなるものにあっては、1文字1文字を区切るように発音される場合が多いといえるから、それぞれを一連に称呼するときは、上記音の差異が明瞭に聴取され、互いに聞き誤るおそれはない。

さらに、本願商標と引用商標は、いずれも特定の観念が生じるものではないから、両者は、観念において比較することができない。

そうすると、本願商標と引用商標とは、観念において比較することができないとしても、外観において判然と区別し得るものであり、称呼においても相紛れるおそれはないものであるから、これらを総合的に勘案すると、両商標は、相紛れるおそれのない非類似の商標と判断するのが相当である。

(4)まとめ

以上のとおり、本願商標は、引用商標とは非類似の商標であるから、その指定商品と引用商標の指定商品とを比較するまでもなく、商標法第4条第1項第11号に該当しない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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