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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「末尾音の清濁と称呼類似性」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年審判第17291号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成11年審判第17291号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「WIND」
争点(論点)
末尾音の清濁と称呼類似性
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成11年審判第17291号・不服)は、本件商標と引用商標「WIND」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「末尾音の清濁と称呼類似性」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「WiNT」の欧文字よりなり、第9類「電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、平成10年3月24日に登録出願されたものである。

2 原査定の引用商標

原査定が本願商標の拒絶の理由に引用した登録第3361913号商標(以下「引用商標」という。)は、「WIND」の欧文字よりなり、第9類「電子応用機械器具及びその部品,電気通信機械器具」を指定商品として平成6年5月25日に登録出願、同9年11月21日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標と引用商標との類否について検討するに、本願商標は、上記した構成のものであって、特定の意味合いを有する成語とは認められないところ、これを称呼する場合、わが国において最も一般的に親しまれている英語風の読み方をもって称呼されるとみるのが自然であるから、本願商標からは「ウイント」の自然的称呼が生ずるというべきである。

これに対して、引用商標は前記した構成よりなるところ、該文字は「風」を意味する平易な親しまれた英語といえるから、引用商標からは、この観念及び「ウインド」の称呼が生ずるものである。

しかして、本願商標から生ずる「ウイント」の称呼と、引用商標から生ずる「ウインド」の称呼を比較するに、両者は4音という比較的短い音数よりなるものであって、その相違音である「ト」と「ド」の各音は、特に、前音に吸収されるとか、弱く発音されるというよりは、むしろ、前音「ン」(n)がそれ自体響きの弱い音(弱音)である関係上、たとえ末尾に位置する音であっても、清・濁の音の違いは比較的明瞭というべきであるから、両称呼を一連に称呼しても彼此聞き誤るおそれはないというのが相当である。

さらに本願商標は、2文字目及び4文字目において引用商標との外観上の差異を有し、かつ、本願商標が造語と判断されるのに対して、引用商標からは前記した「風」の観念が生ずることから、両商標は、その観念において紛れるものとはいえない。

してみれば、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念の各点を総合して考察すれば、互いに紛れるおそれのない非類似の商標と判断するのが相当である。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は妥当なものとはいえず、取り消しを免れない。

その他、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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