結論テキスト
原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 2025650003 |
|---|---|
| 審判種別 | 記載はありません。 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
理由
本願は、2023(令和5年)3月23日に国際商標登録出願されたものであって、その手続の経緯は以下のとおりである。
2024年(令和6年) 2月 2日付け:暫定拒絶通報
2024年(令和6年) 5月20日 :意見書の提出
2024年(令和6年) 9月17日付け:拒絶査定
2025年(令和7年) 1月 6日 :審判請求書の提出
本願商標は、「MOISTUREGLOW」の欧文字を横書きしてなり、第3類「Cosmetics, makeup, makeup preparations and cosmetic preparations for skin care.」を指定商品として国際商標登録出願されたものである。
原査定は、「本願商標は、「MOISTUREGLOW」の欧文字を横一列に表してなるところ、構成中の「MOISTURE」の文字は、「水分」等を意味する語として、また構成中の「GLOW」の文字は、「輝き」等を意味する語として、それぞれ一般に親しまれた語といえる。ところで、本願商標に係る指定商品の分野において、肌に潤いを与えるような商品について「moisture」又は「モイスチャー」の文字が、また肌に輝きを与えるような商品について「glow」又は「グロウ(グロー)」の文字が、それぞれ使用されている実情が見受けられるところ、さらに、肌に潤いを与えつつツヤも与えるような商品が取り扱われており、そのような商品について、「モイスチャー(moisture)」と「グロウ(glow)」の語がともに使用されている実情も見受けられるから、本願商標は全体として「肌に潤いと輝きを与える」ほどの意味合いを理解させるものである。そうすると、本願商標をその指定商品に使用した場合、これに接する取引者、需要者は、その商品が「肌に潤いと輝きを与える商品」であること、すなわち、単に商品の品質(用途、効能等)を理解、認識するにすぎないというべきであるから、本願商標は、商品の品質等を普通に用いられる方法で表示するにすぎないものというのが相当である。したがって、本願商標は商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。
本願商標は、「MOISTUREGLOW」の欧文字を同書同大で一連に書してなるものである。
そして、「モイスチャー(moisture)」と「グロウ(glow)」がそれぞれ、「水分」等と「輝き」等を意味し、指定商品を扱う分野においてその意味合いで使用されている事実は認められるとしても、これを一連に書した「MOISTUREGLOW」が、原審説示の如く「肌に潤いと輝きを与える」ほどの意味合いで使用されている例は見当たらないほか、「moisture glow」(間にスペースあり)の表記についても同様に一般に使用されている事実は発見できなかった。
そうすると、本願商標に接する需要者等をして、本願商標のかかる構成から、「MOISTURE」と「GLOW」とをあえて分離してそれぞれの意味合いから「肌に潤いと輝きを与える商品」という商品の品質を直接的に表示したものと理解、認識するとはいいがたく、それよりはむしろ、一連一体の造語であると認識するとみるのが自然である。
以上を踏まえると、本願商標は、これをその指定商品に使用した場合、商品の品質を普通に用いられる方法で表示したものとして認識されるとはいえず、自他商品の識別標識機能を果たすものと判断するのが相当である。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。
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