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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「称呼の類似性と商品類否」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第16113号|請求不成立)

審判番号
平成10年審判第16113号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「AQUQ−VAC」
争点(論点)
称呼の類似性と商品類否
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成10年審判第16113号・不服)は、本件商標と引用商標「AQUQ−VAC」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と商品類否」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「AQUA VAC」の欧文字を書してなり、第7類「プール掃除機」を指定商品として、平成8年10月17日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、平成10年10月30日付け手続補正書により「プールの壁面のよごれをとる洗浄機」に補正されたものである。

2 原査定の引用商標

原査定が、本願商標は商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第2096952号商標(以下「引用商標」という。)は、「AQUQ−VAC」の欧文字を書してなり、昭和48年3月10日に登録出願、第9類「業務用真空掃除機」を指定商品として、昭和63年11月30日に設定登録、その後、平成11年1月12日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、「AQUA VAC」の文字を書してなるところ、その構成文字に相応して「アクアバック」の称呼を生ずるものである。

これに対し、引用商標は、「AQUA−VAC」の文字を書してなるところ、その構成文字に相応して「アクアバック」の称呼を生ずるものであるから、両者は、「アクアバック」の称呼を共通にする類似の商標であることは明らかであって、請求人(出願人)も、この点については何ら言及するところがない。

つぎに、両商標の指定商品の類否について判断するに、本願商標の指定商品は、審判請求理由補充書に添付の甲第1号証(本願指定商品を説明するカタログ)を徴するに、「真空プール掃除機」(vacuum pool cleaner)と認められるものであるから、引用商標の指定商品である「業務用真空掃除機」とは同種の商品とみられるものである。

このことは、例えば、設計事務所14社の協賛、協力によって運営されている「建材情報センター」(東京都港区三田4−12−6)が提供する、「建築・環境総合検索データベースサービス」(http://www.archimap.ne.jp/kenzai/indexk3.htm)によれば、建材製品情報「施設メンテナンス」中の分類項目「清掃機器」中に、「真空掃除機」及び「プールクリーナー」が同時に分類されていることからも認められるものである。

してみれば、本願商標の指定商品「真空プール掃除機」は、業務用の清掃機器の範疇に属する商品とみられるものであり、引用商標の指定商品である「業務用真空掃除機」とは、その生産者、販売経路、用途、需要者等を共通にする場合が決して少なくないものといえるものであるから、両商品は互いに類似するものとみるのが相当である。

してみれば、本願商標は、引用商標に類似する商標であって、その指定商品に類似する商品について使用をするものであるから、結局、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、登録することができない。

よって、結論のとおり審決する。

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