Trademark Appeal Case
「食」と「FOOD」の観念類似
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成9年審判第10082号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1本願商標
本願商標は、「食 アーティスト」の文字を書してなり、第29類「食肉、食用魚介類(生きているものを除く。)、肉製品、加工水産物(「かつお節・寒天・削り節・とろろ昆布・干しのり・干しひじき・干しわかめ・焼きのり」を除く。)、かつお節、寒天、削り節、とろろ昆布、干しのり、干しひじき、干しわかめ、焼きのり、豆、加工野菜及び加工果実、卵、加工卵、乳製品、食用油脂、カレー・シチュー又はスープのもと、なめ物、お茶漬けのり、ふりかけ、油揚げ、凍り豆腐、こんにゃく、豆乳、豆腐、納豆、食用たんぱく」を指定商品として、平成7年6月1日に登録出願されたものである。
2 原査定の引用登録商標
原査定が、本願商標の拒絶の理由に引用した 登録第3164661号商標(以下、「引用商標」という。」)は、「FOOD ARTIST」の欧文字と「フード アーティスト」の片仮名文字を二段に書してなり、第32類「清涼飲料、果実飲料、飲料用野菜ジュース,乳清飲料、ビール製造用ホップエキス」を指定商品として、平成5年8月5日に登録出願され、同8年6月28日にその設定登録がなされているものである。
3 当審の判断
よって判断するに、本願商標と引用商標は、前者が「食 アーティスト」の文字を書してなるものであるのに対して、後者は「FOOD ARTIST」の欧文字と「フード アーティスト」の片仮名文字を二段に書してなるものである。
ところで、本願商標を構成する前半部の「食」の文字は、「食文化」「食管法」等にみられる如く、「食物、食糧」を意味し、「食」と略称され使用される場合が少なくないところである。
一方、日本語の「食物、食糧」を英語では「FOOD」(「フード」)と称し、また、英語の「FOOD」を日本語では「食物、食糧」と称し、今日、これら両語は我が国において互換的に使用されているものである。
そうとすれば、「食 アーティスト」の文字を書してなる本願商標及び「FOOD ARTIST」、「フード アーティスト」の各文字を書してなる引用商標よりは、いずれも「食(物、糧)と芸術」の観念を生じさせるものと言わなければならない。
したがって、本願商標と引用商標とは、称呼及び外観において異なるとしても「食(物、糧)と芸術」の観念において類似する商標と認められ、かつ、その指定商品も同一又は類似のものであるから、結局、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、これを登録をすることができない。
よって、結論のとおり審決する。
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