Trademark Appeal Case
フットジェル"の記述性
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2000−90561(T2000−90561/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4361710号商標(以下、本件商標という。)は、平成10年4月28日に登録出願され、「フットジェル」の片仮名文字を書してなり、商品の区分第3類に属する商標原簿記載のとおりの商品を指定商品として、平成12年2月18日設定登録されているものである。
2 登録異議申立人(以下、「申立人」という。)の異議理由
(1)本件商標「フットジェル」は、「足(脚)」の意味を有する「フット」の語と、「ゼリー状」の意味を有する「ジェル」の語からなるものであることは何人も異論のないところである。しかるに、本件商標と本件指定商品との関連を鑑みるに、本件指定商品にあって「フット」の語は、「足用の商品」を表す語として一般に認識されているものであり、また、「ジェル」の語も「ゼリー状の商品」を表す語として、一般に認識されているものである(甲第1号証参照)。さらに、本類の商品には「足用のゼリー状の商品」があるが、「フット」の語と「ジェル」の語を結合した本件商標「フットジェル」の語は、「足用のゼリー状の商品」の用途、形状、品質を表す語として普通に使用されているものでもある(甲第2号証参照)。すなわち、本件商標「フットジェル」は、これを本件指定商品に使用するときは、「足用のゼリー状の商品」を直感させ、本件指定商品の用途、形状、品質を表す標章に過ぎないものであることから、商標法第3条第1項第3号の規定に該当するものである。
(2)万一、本件商標「フットジェル」を、「足用のゼリー状の商品」以外の本件指定商品に使用するときは、あたかもその商品が「足用のゼリー状の商品」であるかの如く商品の品質について誤認を生ずる恐れのあることは明白であって、商標法第4条第1項第16号の規定に該当するものである。
以上の理由により、本件商標は、登録の要件を具備しないものとして、その登録は取り消されるべきものと考える。
3 当審の取り消し理由
化粧品を取り扱う業界においては、本件商標を構成する文字中、前半部の「フット」の文字を「足用の商品」を表すものとして、また、後半部の「ジェル」の文字を「ゼリー状の商品」を表す語としてそれぞれ普通に使用しているのが実情である。加えて、化粧品を取り扱う複数の企業で「フットジェル」の文字を「足用のゼリー状化粧品」を表すものとして使用している事実もある(申立人提出の甲第2号証参照)。
上記実情よりすれば、「フットジェル」の文字よりなる本件商標をその指定商品に使用しても、これに接する取引者・需要者は、該商品が単に「足用のゼリー状の商品」であることを表しているにすぎないものと理解し認識するに止まるものといわなければならない。
したがって、本件商標は、単に商品の品質・用途等を表すにすぎないものであるから、商標法第3条1項第3号に違反して登録されたものと認められる。
4 当審の判断
当審では、平成12年9月8日付けで上記3の取消理由を通知し、期間を指定し意見書を提出する機会を与えたが、商標権者からは何の応答もなかった。そして、上記の取消理由は妥当なものと認められるから、本件商標登録は、この取消理由によって、取り消すものとする。
よって、結論のとおり決定する。
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