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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第16号・第3条第1項第3号「品質表示と造語の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第5771号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第5771号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
品質表示と造語の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第5771号・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「品質表示と造語の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ビューティコンセントレート」の文字を横書きしてなり、第4類「せっけん類 歯みがき 化粧品 香料類」を指定商品として、平成2年10月31日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、登録異議の申立の結果、「本願商標は、『美しくするために普通の商品より濃い(濃縮物)成分を配合した商品』の意を表したと容易に看取させる『ビューティコンセントレート』の文字を普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これをその指定商品中『濃縮成分を配合した化粧品』に使用するときは、単に商品の品質を表示するにすぎず、前記商品以外の『化粧品』に使用するときは、商品の品質について誤認を生ずるおそれがある。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当する。」旨の認定、判断をして、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記構成よりなるところ、その構成中前半の「ビューティ」の文字部分が「美、美人」の意味を有する英語「beauty」、後半の「コンセントレート」の文字部分が「集中する、濃縮する、濃縮物」の意味を有する英語「concentrate」の発音を片仮名で表したものであるとしても、それをもって、本願商標に接する取引者・需要者が、原審説示の如き「美しくするために普通の商品より濃い(濃縮物)成分を配合した商品」の意味合いで、商品の品質を表示したものとして直ちに理解するものとはいい難く、むしろ、全体としては何等特定の意味合いを把握できない一種の造語よりなるものと判断するのが相当である。

そして、原審で登録異議申立人が提出した甲第1号証ないし同第9号証を総合してみても、前記認定を左右するに足る証拠はなく、また、本願商標を構成する「ビューティコンセントレート」の文字が、その指定商品を取り扱う業界において、商品の品質を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実も見出し得ない。

してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識として機能し得るものであって、かつ、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないものといわなければならない。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものとして、その登録を拒絶すべきでない。

その他、本願について拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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