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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類似性と要部抽出」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2000−9576(T2000−9576/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2000−9576(T2000−9576/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「家具、畳類、建具、屋内装置品(書画および彫刻を除く)、屋外装置品(他の類に属す…」
争点(論点)
称呼の類似性と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2000−9576(T2000−9576/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「家具、畳類、建具、屋内装置品(書画および彫刻を除く)、屋外装置品(他の類に属す…」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1.本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第6類「建築用又は構築用の金属製専用材料,金属製建具,金属製建造物組立てセット,金属製可搬式仮設建物」、第19類「陶磁製建築専用材料・れんが及び耐火物,合成建築専用材料,アスファルト及びアスファルト製の建築用又は構築用の専用材料,ゴム製の建築用又は構築用の専用材料,しっくい,石灰製の建築用又は構築用の専用材料,石こう製の建築用又は構築用の専用材料,繊維製の落石防止網,建造物組立てセット(金属製のものを除く。),可搬式仮設建物(金属製のものを除く。),セメント及びその製品,木材,石材,建築用ガラス,建具(金属製のものを除く。)」を指定商品とし、第42類「可搬式仮設建物の貸与」を指定役務として、平成10年10月6日に登録出願されたものである。

2.引用商標

原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第2340243号商標(以下、「引用商標」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、第20類「 家具、畳類、建具、屋内装置品(書画および彫刻を除く)、屋外装置品(他の類に属するものを除く)、記念カツプ類、葬祭用具 」を指定商品として、昭和63年8月20日に登録出願、平成3年9月30日に設定登録されたものである。

3.当審の判断

本願商標と引用商標との類否について判断するに、両者の構成はそれぞれ別掲に示したとおりであるから、その外観については明らかに区別し得る差異を有するものである。

つぎに、両者の称呼、観念についてみるに、本願商標は、別掲に示したとおり、「セルフケアハウス」の文字と、「SELFCAREHOUSE」の文字とを二段に併記してなるものであるところ、構成各文字は同書・同大・等間隔に外観上まとまりよく一体的に表されているばかりでなく、その構成文字全体に相応して、「自分の健康を自分で管理することができる建物」の観念を生ずるものとみるのが自然であり、これを「セルフケア」と「ハウス」の二つの部分に分け、「セルフケア」の部分より生ずる称呼、観念のみをもって取引されるような格別の事情があるものとは言い難いものである。

してみれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して「セルフケアハウス」の称呼のみを生じ、上記の観念を生ずるものとみるのが相当である。

他方、引用商標は、別掲に示したとおり、特定の称呼、観念を生ずるものとは認められない図形と「セルフケア」の文字を横書きした結合商標であるところ、図形部分と文字部分はそれぞれ独立して、自他商品の識別機能を有するものとみるのが相当であるから、その構成文字に相応して「セルフケア」の称呼を生じ、「健康の自己管理」の観念を生ずるものである。

そうとすれば、本願商標から生ずる「セルフケアハウス」の称呼と、引用商標から生ずる「セルフケア」の称呼は、その構成音数が著しく異なるものであるから、それぞれ一連に称呼しても、称呼上、互いに相紛れるおそれのないものである。さらに、観念についても上記したとおりのものであるから、互いに相紛れるおそれのないものである。

してみると、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれの点においても、相紛れるおそれのない非類似の商標といわなければならない。

したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして拒絶した原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。

その他、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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