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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第10号「称呼の類似性と要部抽出」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年異議第91463号|登録維持)

審判番号
平成11年異議第91463号
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
称呼の類似性と要部抽出
適用条文
第4条第1項第10号
指定商品・役務の区分
第16類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成11年異議第91463号・異議)は、本件商標について、商標法第4条第1項第10号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と要部抽出」です。指定商品・役務は第16類に属します。特許庁は「登録第4293751号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。他人の周知・著名な商標と出所混同を生じるおそれがないか、出願前に使用状況まで含めて確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4293751号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4293751号商標(以下「本件商標」という。)は、別掲(1)に示すとおりの構成よりなり、平成9年12月26日に登録出願され、第16類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年7月9日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由

別掲(2)に示すとおりの構成よりなり、昭和60年3月15日に登録出願され、第25類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和62年7月23日に設定登録、その後平成9年6月17日に商標権の存続期間更新登録がなされている登録第1965445号商標、「MAX」の文字を横書きしてなり、昭和37年6月25日に登録出願され、第9類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和39年3月4日に設定登録、その後昭和49年8月1日、同59年4月19日及び平成6年6月29日の3回に亘り、商標権の存続期間更新登録がなされている登録第638073号商標、別掲(3)に示すとおりの構成よりなり、昭和48年2月13日に登録出願され、第24類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和53年4月1日に設定登録、その後昭和63年3月25日及び平成10年3月10日に商標権の存続期間更新登録がなされている登録第1329914号商標、「MAX」の文字を横書きしてなり、昭和37年6月25日に登録出願され、第18類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和39年6月3日に設定登録、その後昭和49年11月28日、同59年7月17日及び平成6年6月29日の3回に亘り、商標権の存続期間更新登録がなされている登録第644096号商標及び別掲(4)に示すとおりの構成よりなり、平成4年3月5日に登録出願され、第20類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成7年3月31に設定登録されている登録第2704927号商標(以下、これらを合わせて「引用商標」という。)は、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の業務に係る商品「事務用ホチキス、チェックライター」等を表示するものとして取引者・需要者の間において広く認識されている商標であるところ、本件商標は引用商標に類似する商標であり、かつ、本件商標をその指定商品中「事務用ホチキス、チェックライター」に使用する場合、商品の出所に誤認、混同を生じること明らかであるから、商標法第4条第1項第10号及び同第11号に該当する。

3 当審の判断

本件商標と引用商標は、上記及び別記に示すとおりの構成よりなるところ、本件商標は、外観上まとまりよく一体的に表されていて、これより生ずると認められる「オフィスマックス」の称呼は、よどみなく一連に称呼し得るものであることより、その構成文字中の「マックス」「Max」の文字部分のみが独立した標識部分として認識され得ないというべきであるから、本件商標は、その構成文字全体をもって一体不可分の造語よりなるものと認識し把握されるとみるのが相当である。

そうとすれば、本件商標は、その構成文字に相応して、「オフィスマックス」の称呼のみを生ずるものといわざるを得ない。

他方、引用商標は、その構成文字に相応して、「マックス」の称呼を生ずるものと認められる。

そこで、本件商標より生ずる「オフィスマックス」の称呼と引用商標より生ずる「マックス」の称呼とを比較するに、両称呼は、構成音数の差異により明らかに聴別し得るものである。

また、本件商標は、その構成全体より特定の観念を生ずるものとは認められないから、引用商標と観念上比較することができない。

さらに、本件商標と引用商標とは、その外観においても十分区別し得るものである。

してみれば、本件商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念において類似するものとすることはできない。

また、引用商標が本件商標の登録出願時には申立人の業務に係る商品「事務用ホチキス、チェックライター」等の商標として取引者・需要者の間に広く認識されていたとしても、本件商標は、上記のとおり引用商標とは類似しないものであり、本件商標をその指定商品に使用する場合、引用商標を直ちに連想又は想起するとは認められないものである。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第10号及び同第11号の規定に違反して登録されたものではないから、商標法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきものとする。

よって、結論のとおり決定する。

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