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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第6号「記述的要素を含む結合商標の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2004−15925(T2004−15925/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2004−15925(T2004−15925/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
記述的要素を含む結合商標の識別力
適用条文
第3条第1項第6号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−15925(T2004−15925/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第6号への該当性が争われた事例です。主な争点は「記述的要素を含む結合商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第29類「カバノアナタケのエキスを主成分とした粉末状の加工食品」を指定商品として、平成15年8年21日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「食品を取り扱う業界において、パッケージ等に、その商品の原料と密接な風景を背景画として採択することは普通に行われているという実情がある中、本願指定商品の原材料であるカバノアナタケは白樺に寄生し、その樹液の成分を吸収して成長するチャーガの和名であるところ、本願商標は、その白樺の大木の背景画に、いわゆる健康食品において、商品の誇称表示として使用されている『キング』の文字および商品の品番等を表示するために用いられるアルファベット一字の一類型と認められる『X』とその表音『エックス』の文字をその構成中に有するものであることからすれば、本願商標全体として背景画と認識するにとどまる図に『商品記号Xの最上級のチャーガで粉末状の商品』であることを表したものと理解するに止まるものであり、これに接する需要者は、商品が何人の業務に係る商品であるかを認識することができないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり、黒地の四角形の図形中に、大きな樹木を下から見上げたような図形を大きく配し、その上段部に「キング」、「チャーガ」、「X」、の文字を三段に横書きし、その下部に小さく「エックス」の文字を書し、四角形図形の下部に楕円図形で囲んでやや小さく「チャーガエキス末」の文字を横書きに書して、文字と図形とをバランス良く配してなるものであるから、たとえ、本願の指定商品との関係において、その構成中の「チャーガ」の文字がロシア語で「キノコの一種であるカバノアナタケ」の意味し商品の材料を表示するものであり、「キング」、「X」及び「エックス」の各文字部分が商品の品質を誇称表示あるいは商品の規格・品番等を表示するための記号・符号であり、さらに、「チャーガエキス末」の文字が商品の原材料、形状を表示するものであるとしても、これよりは、構成全体をもって、図形と各文字との組合せからなる商標として把握されるものというべきである。

してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものというべきである。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当しないものであるから、これを理由とする原査定は、取り消すべきである。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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