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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第6号「ありふれた名称の判断」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2000−16966(T2000−16966/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2000−16966(T2000−16966/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
ありふれた名称の判断
適用条文
第3条第1項第6号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2000−16966(T2000−16966/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第6号への該当性が争われた事例です。主な争点は「ありふれた名称の判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「尾道 大久保軒」の文字(標準文字による。)を横書きしてなり、第42類「ラーメンを主とする飲食物の提供」を指定役務として、平成11年5月10日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶理由

本願商標は、「尾道市に通じる『尾道』の文字に、ありふれた氏である『大久保』と飲食店の屋号に通常用いられる『軒』の文字とを普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これを指定役務について使用しても何人かの業務に係る役務であるかを認識することができない商標と認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定判断して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、その構成前記のとおり「尾道 大久保軒」の文字を横書きしてなるものであるところ、その構成文字中「尾道」の文字は尾道市に通じるから、これが産地・販売地を表す文字として分離して看取される場合があるとしても、構成文字中「大久保軒」の文字は、これを「大久保」と「軒」の文字とに分離して看取すべき特段の事情はなく、該文字は常に一体不可分のものとして認識、把握されるものとみるのが相当である。

ところで、ありふれた名称とは、当該名称全体のものとしてありふれたものが該当すると解すべきであり、当該名称を構成する各要素の部分がありふれているものからなるものまでも含め解することは相当でない。

これを本願商標についてみるに、当審において職権をもって調査したが、氏の一つと認められる「大久保」の文字と、屋号の一部として用いられる「軒」の文字とを結合した「大久保軒」の文字が、取引界において一般にありふれて採択、使用されている事実は発見できなかった。

そうとすると、これがありふれた名称とは認め難いものである。

してみれば、「尾道 大久保軒」の文字よりなる本願商標は、これをその指定役務について使用する場合、何人かの業務に係る役務であるかを認識することができない商標ということはできず、自他役務の識別標識としての機能を十分果たすものといわなければならない。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第6号に該当すると認定した原査定の拒絶の理由は妥当でなく、その理由をもって拒絶することはできない。

その他、本願について拒絶をすべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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