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結論

勝訴(請求認容)

商標「ビューティフローラル」の外来語結合の識別性(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2002−5076(T2002−5076/J1))

審判番号
不服2002−5076(T2002−5076/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ビューティフローラル」
争点(論点)
外来語結合の識別性
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−5076(T2002−5076/J1)・不服)は、本件商標「ビューティフローラル」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「外来語結合の識別性」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ビューティフローラル」の片仮名文字を標準文字で表してなり、第3類「せっけん類,香料類,化粧品,つけづめ,つけまつ毛,つけまつ毛用接着剤,歯磨き,洗濯用柔軟剤,つや出し剤,研磨紙,靴クリーム,塗料用剥離剤」を指定商品として、平成12年11月21日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、『美しい花の、美しい花の香りのする』程の意味合いを理解させる『ビューティフローラル』の片仮名文字を普通に用いられる方法で書してなるが、本願指定商品を取り扱う業界において、『ビューティ』『フローラル』のそれぞれの文字は、『美しい』『花の香り』程の意味合いで商品の効果・効能、香りの種類を表す語として使用されているから、本願商標をその指定商品中『せっけん類,香料類,化粧品』等に使用しても『美しい花の香りを有する商品』であることを理解させるにとどまり、商品の品質を表したに過ぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおり、「ビューティフローラル」の片仮名文字を標準文字により表してなるところ、「ビューティ」の文字が「美しさ、美しい人」という意味、また、「フローラル」の文字が「花の」という意味を有する外来語であるとしても、「ビューティ」と「フローラル」とを結合した「ビューティフローラル」の文字よりなる本願商標は、全体として、特定の意味を有しない一種の造語として認識されるものとみるのが自然であって、その指定商品の品質を直接的かつ具体的に表示するものということはできないものである。

また、当審において、職権をもって調査したが、「ビューティフローラル」の文字が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の品質を表示するものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、かつ、何ら商品の品質について誤認を生じさせるおそれはないものというべきである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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