sokuhyo弁理士法人WATT 監修

A判定なら印紙代込み全額返金

結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類否判断」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2006−20197(T2006−20197/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2006−20197(T2006−20197/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
称呼の類否判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2006−20197(T2006−20197/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類否判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「CONMAR」の文字を書してなり、第26類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成16年4月8日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶理由の要点

原査定は、「本願商標は、『comma,』の文字よりなる登録第4124075号商標、登録第4153179号商標及び国際登録第770249号商標(以下、これらをまとめて『引用商標A』という。)、『コンマー』の文字と『CONMER』の文字を上下2段に書してなる登録第4750115号商標(以下『引用商標B』という。)、『コンマー』の文字と『CONMAR』の文字を上下2段に書してなる登録第4774951号商標(以下『引用商標C』という。)、『COMMER』の文字よりなる登録第3150809号商標(以下『引用商標D』という。)及び『コンマ』の文字よりなる登録第4315748号商標(以下『引用商標E』という。)と類似の商標であって、同一又は類似の商品について使用をするものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

(1)本願商標と引用商標B及び引用商標Cについて

引用商標B及び引用商標Cは、商標登録原簿の記載によれば、商標登録を無効とすべき旨の審決が確定し、その確定審決の登録が、それぞれ平成20年12月26日及び同月4日にされているものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとする原査定の拒絶の理由は解消した。

(2)本願商標と引用商標Aの類否について

本願商標は、前記1のとおり、「CONMAR」の文字よりなり、その構成文字に相応して「コンマー」の称呼を生ずるものである。

他方、引用商標Aは、前記2のとおり「句読点」を意味する英語「comma」と「,」よりなるものであるから、その構成文字に相応して「カンマ」若しくは「コンマ」の称呼及び「句読点」の観念が生じるものである。

しかして、本願商標より生ずる「コンマー」の称呼と引用商標Aより生ずる「カンマ」の称呼を比較するに、両者は、称呼における識別上重要な要素を占める語頭において、明瞭に発音される「コ」と「カ」の音及び語尾における長音の有無に差異を有するものであるから、両称呼が3音と4音という短い音構成であることよりすれば、この差異が、両称呼に与える影響は大きいものとなり、それぞれを一連に称呼した場合には、その語調、語感が異なるものとなって十分に聴別し得るものといわなければならない。

同じく、本願商標より生ずる「コンマー」の称呼と引用商標Aより生ずる「コンマ」の称呼を比較するに、両者は、「コ」「ン」「マ」の音を共通にするものの、語尾において長音の有無に差異を有するものであり、両称呼が3音と4音という短い音構成であることよりすれば、この差異が、両称呼に与える影響は大きいものとなり、それぞれを一連に称呼した場合には、後者の観念が連想されることも相俟って、その語調、語感が異なり十分に聴別し得るものと判断するのが相当である。

また、本願商標と引用商標Aとは、外観においては、前記1及び2のとおりの構成よりなるものであるから、明らかに区別し得るものであり、観念についても、本願商標は特定の観念を生じない造語であり、引用商標Aは、前記のとおりの観念が生じるものであるから、比較すべくもないものである。

そうすると、本願商標と引用商標Aとは、称呼、外観、観念のいずれの点よりみても、類似しない商標といわざるを得ない。

(3)本願商標と引用商標Dの類否について

本願商標は、上記(2)のとおり、「コンマー」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。

他方、引用商標Dは、前記2のとおりの構成よりなるところ、該文字は、親しまれた特定の語義を有する成語ではないから、一定の定まった読みがあるものとはいえないが、そのような場合、最も親しまれているローマ字読みあるいは英語風の読みに従って称呼されるものとみるのが自然である。

そうとすると、引用商標Dの「COMMER」の文字が、「commerce」(商業)、「commercial」(広告(宣伝)用の)等のよく知られている英語の発音に倣って、「コマー」と発音されるところから、「コマー」の称呼を生ずる特に観念の生じない造語よりなるものというを相当とする。

そこで、本願商標より生ずる「コンマー」の称呼と引用商標Dより生ずる「コマー」の称呼を比較するに、両者は、中間における「ン」の音の有無に差異を有するものであり、両称呼が3音と4音という短い音構成であることよりすれば、この差異が、両称呼に与える影響は大きいものとなり、それぞれを一連に称呼した場合には、その語調、語感が異なって十分に聴別し得るものといわなければならない。

また、本願商標と引用商標Dとは、外観においては、前記1及び2のとおりの構成よりなるものであるから、十分に区別し得るものであり、観念についても、本願商標は特定の観念を生じない造語であるから、比較すべくもないものである。

そうすると、本願商標と引用商標Dとは、称呼、外観、観念のいずれの点よりみても、類似しない商標といわざるを得ない

(4)本願商標と引用商標Eの類否について

本願商標は、上記(2)のとおり、「コンマー」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。

他方、引用商標Eは、前記2のとおりの構成よりなるところ、その構成文字に相応して「コンマ」の称呼を生ずること明らかである。

そうとすると、本願商標より生ずる「コンマー」の称呼と引用商標Eより生ずる「コンマ」の称呼とは、上記(2)のとおり、十分に聴別し得るものといわなければならない。

また、本願商標と引用商標Eとは、外観においては、前記1及び2のとおりの構成よりなるものであるから、判然と区別し得るものであり、観念についても、本願商標は特定の観念を生じない造語であるから、比較すべくもないものである。

そうすると、本願商標と引用商標Eとは、称呼、外観、観念のいずれの点よりみても、類似しない商標といわざるを得ない

(5)まとめ

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

A判定なら印紙代込み全額返金

過去の審決を調べたあと、登録可能性を無料で確認しませんか?

Sokuhyoなら約1分でAI判定(A〜C)。A判定なら印紙代込みの全額返金保証が付きます。

無料でAI商標調査を試す(約1分)

第4条第1項第11号が問題となった他の審決です。

第4条第1項第11号の審決をもっと見る

Next Action

関連する調査・サービス

類似審決の追加調査や区分・類似群の確認、中間応答の相談へ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。